HOME

『散歩の仕方』を書いた時に思っていたリーダーウォークについての考えが少し変わりました。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇  散歩についての考え方  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


犬とのつき合い方、過ごし方、散歩の仕方…。それはその家庭それぞれで違うと思います。ちなみに我が家は相変わらず『散歩の仕方』で書いてあるまま、変化なし。一緒にお散歩した事のある方はそんな散歩中のシンの姿がわかると思いますが、

・シンは殆ど私たちより前を歩きます。
・すっ飛んで歩く時もあります。
・行きたいところがあるとグイグイ引っ張ります。
(以前巻尾組のお友達と公園を散歩した時はみんなと一緒が嬉しくて、ずっと引っ張りっぱなしで、私はフレキシリードを持つ手に豆が出来ました。)

・嗅ぎたい匂いがあると行くよぉ〜と声も掛けてもその場に踏ん張ります。
・前をウロウロ歩くので私に何度も足を踏まれた事があります。
・ウロウロ歩くので散歩中、私は何度もリードを左右の手に持ち替えます。

ここまで書くととんでもない散歩だという事がバレてしまいますが、それでも「横にぴったりとついて歩いてほしい」とは思った事がないので、別に苦ではない「のんきな私」です。たぶんリーダーウォークをしている飼い主さんがシンを連れて歩いたら、なんてワンコなのぉ〜!と思うかも。(笑)


雨宿り中 


はやく、はやく〜!歩くの遅いよぉー


シーーン 早くこい!
あいよぉー 待って〜
そんなシンでも最近は毎日の散歩道に慣れ、飽き?が出てきたのか、普通の道路は引っ張る事も少なくなり、大人になってきたのかな〜?とちょっと淋しかったりもします。でもリードを伸ばしてもらえる場所はわかっている様で(車の通らないかったり、人に迷惑のかからない場所)そこに行くとすっ飛んで、好き勝手に歩きますし、休みの日に車でしか行けない公園に行くとそれはもう喜んでじたばたしている様に歩いています。そんなシンを見ると『楽しそうだな〜♪』と私も嬉しくなります。もちろんリードが伸ばせない場所だってあるので、そういう所は短くして歩きますが、グイグイ引っ張ると「あっ ウンチか〜」とわかったり、大好きなおじいちゃんちが近づくと それはもうおチビの頃の様にワクワクしながら喉をゼーゼー鳴らし引っ張るので『よっぽど会いたいんだな〜』シンの気持がわかったり。逆にこの前、体調を崩したときは、珍しくリードがたわみ『あれ?今日元気がないな〜?』と思いました。もちろんリーダーウォークでも飼い主さんはワンコの気持が伝わっているとは思いますが、私はこんな風に「ただ単純に」リードを通してシンの気持が伝わってくる事が大好きです。
でも、そんな私でもやっぱり シンに噛まれる度に『リーダーウォークをしていないから噛まれるんじゃないか…』と、リーダーウォークをしようか?と迷いました。で、いつも悩むのがリーダーウォークの定義。

・常に必ず、横を歩かなくちゃいけないの?
・ワンコが自分がリーダーじゃないと理解したら やめてもいいの?
・他のもの、犬に感心を持っても飼い主の許可なく行きたがったら ダメなんだよね〜?
・人間が止まったら 止まるのよね?などなど…。

迷いつつも試したこともありましたが、定義に確信をもてなかった事と、自分が疲れてしまった事もあり結局踏み切らなかったリーダーウォークです。でも、ふと最近のシンを見て、もしかして、今の我が家の散歩の仕方でも立派なリーダーウォークになってるんじゃない?
(たぶん そんなバカなーと笑われると思いますが・・・苦笑)
という勝手な思いこみを感じてから「このままの散歩でいいよ!」と思えるようになりました。それは

私はシンが車道に飛び出そうとした時 『ダメ!危ないじゃん!』と、リードを強く引き、当然叱ります。前をウロウロ歩いて、私に足を踏まれたら『あんたがウロウロするから 踏まれるんじゃーーん!気をつけなさ〜い』と笑い飛ばします。私が行こうとする道と違えば、前を行くシンに『違うよ、そっちじゃない!こっちーー!』と伝えます。そうするとシンは「あれ?違った?」な〜んて戻ってきます。信号待ちをしていて、まだ青じゃないのに早く進みたくて行こうとするシンに『まだだよぉー!信号変わってないじゃん』と言うと最近は「あっ、そぉー?」という顔をして しぶしぶ座ります。ただ、ただ、普通に人間の子供に危険を回避する道の歩き方を教えるようにするだけでも もしかしてリーダーウォーク?な〜んて都合良く考えたのです。それと、これは『リーダー放棄』の所にも書いてある最近読んだ本で知ったのですが、犬は人間より歩く速度がどうしても早くなってしまうし、楽しくてしかたなくて前を歩く…なので引っ張るのが必ずしもリーダーになろうとしているのではない…と書かれてありました。そうだよね〜それを読んでますますホッとしたら「うちはこれでいいよ!」と堂々とシンを前に歩かせる様になりましたし、他の人に良くないんじゃない?と思われたって別にいいや〜と思える様になりました。

さて、以前「散歩の仕方」で書いた『リーダーウォークなんてつまらない歩き方』みたいな事を書きました。でも、月日がたって色々な事を知るとそれは私の偏見だった様に反省しました。楽しく、リーダーウォークを教えていけば、ワンコと意志の疎通がとれる素敵な歩き方だと思います。ただ、これがいい♪と思える価値観って人それぞれで違うのは当たり前だし、違うからこそ、色んな意見をもてたり、聞けたりでき、そこから自分の考え、ワンコの性格に合うものを選択できるのではないかな〜と。

最後に…。
いつも私の考えばかりを書いていますが、たまにはダンナの登場で、気持を代弁してダンナの思いも書いてみます。ダンナはシンと『相棒』の関係になりたいそうです。ワンコを迎えるときに私は穏やかな育てやすい女の子がいいと思っていましたが、ダンナが「絶対に男の子!」と言っていたのにはそういうワンコとの「理想の関係」があったのかもしれません。(女の子だとなんでも許してしまいそうな自分を想像するのでしょう〜) 相棒。それは上下関係がなく自由な関係でありながらも、お互いの気持を尊重する仲間。なので、散歩も出来る範囲ではシンの行きたいところも行かせるし、シンばかりが優先でなく、自分の行きたいところも行く。そんな関係、私も素敵だな〜と思います。それを聞いてシンと人との1体1の関係だけでなく、2人と1匹のトライアングルでよき相棒でありたいな〜なんて思いました。

相棒と歩くダンナ
(リード見えませんが、ちゃんとしてますよ)





                                          2004・2・27 シン1歳と19日

HOME