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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆    甘噛み   ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 
  甘噛みがある事は知っていた。
  でも 他の人の情報や、しつけ本には『遊びでも とにかく歯を当ててくる事すら許しては
  いけない。なにがなんでもそういう時は「ダメ」とか「いけない」と教えるべき…』と書かれてあった。

  小さい時が肝心…と思っていた我が家は とにかくシンが遊びたくて 歯を当てるたびに
  『ダメ!』とか『痛い!』とか言って教えようと必死だった。
  でも いちいち対応しているとこっちも疲れる。それに言ってすぐわかるわけでもなく 
  繰り返しが必要。更にダメと言わなくちゃ、教えなくちゃという事だけに頭が集中し、シンは
  とってもかわいいのだけれど「もぉ〜いつになったら 甘噛みしなくなるんだろう〜」と
  精神的に疲れてしまっていた。

  そんな時に散歩中 中学生の女子達に会った。
  『きゃーーーかっわいいーーーー』と女の子達。
  その中の一人の子が『触ってもいいですか?』と聞いてきた。
  (あ〜 手を出したら噛むだろうな〜)と思っていたので『あ〜 まだ赤ちゃんで 
  手を噛んじゃうかもしれないからね〜』と答えると なんと その子はどうやら おうちでも
  犬を飼っている様で『あ〜平気です』と言って手を差し出した。…とやっぱりシンは嬉しくて 
  その子の手をカプカプ。

  すると その子は『あ〜かわいいっ もっと噛んで噛んで〜』
  そして一緒にいる友達に話しかけるように
  『うちの犬なんて もう大きくなっちゃったから 最近全然噛んでくれないのぉ〜』…と。
  友達二人は なんでその子が噛まれているのに嬉しそうにしているのか???の様
  だったけれどシンを触っている女の子は本当に嬉しそう。

  その一言で私はハッとした。
  「そっかーーやっぱりこうやって甘噛みするのって子供の時だけで 時がくれば自然に
  大人になって こっちが小さいときが懐かしく思えるほど してほしくても しなくなっちゃう
  時期がくるんだろうなー」と。

  そしたら急に もぉ〜今だけなんだし、どうせ大人になったらしなくなっちゃうんだから
  『痛い』とか『ダメ』とか言う事を伝えるだけで いいじゃん!と思えるぐらいすっきりした。
  こんな事を中学生の子から 教わっちゃうなんて ちょっと自分が恥ずかしかったけれど
  でも 年齢は関係なく 犬を育てた経験者にはかわりない。とにかくこの出会いで一気に
  シンは甘噛みしても 『まったく〜かわいいやっちゃな〜♪』と受け入れられる事に。
  (ころっと態度が一変する所が 我が家のいい所か悪い所か…)

  そんなこんなで 相変わらず甘噛みはするけど 最近は嬉しい時、楽しい時にしかしなく
  なってきたシン。少しずつ大人になっているのかな?ウツボの様に口をあけている
  今のかわいい時期を大切にしたいな〜と思っている飼い主でありました。

  
2003年6月 シン 生後4ヶ月頃…






◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   目を見ること   ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  犬は(特に柴犬は)飼い主に忠実で…というイメージがあった。
  もちろんアイコンタクトは教えなければいけない…という事はわかっていたけど シンの場合
  1ヶ月ぐらいたっても ジッと顔を近づけて目を見るだけで急にカプッと鼻先を囓ったり、
  アイコンタクト以前に反抗的に見える行動をとっていたので どうしたものかと悩んだ。

  今考えると まだ来て間もないんだし、子供なんだから そんな事にこだわらなくてもと思えるの
  だけれど なんせとにかく最初が肝心…と思っていた私は悩み、色々なしつけに関する情報を
  手に入れようとした。

  そんな時にダンナがどこかのホームページで
  『子犬は母犬から 目を見ちゃダメって教わっているんだって だから目を見ることから
  教えなくちゃいけない』という情報を入手。そういわれれば野生の動物って 
  目を見る=ケンカってイメージがあるし、野生の猿に出会った時も、目を合わせたら襲われる…と
  聞くし。そしたらシンを見つめた時に噛む、反抗的な態度をとるって事は当たり前の行動
  なんだな〜と思えてきた。これまた 甘噛みに続く 一気に気が晴れた出来事でした。

2003年5月 シン 生後3ヶ月頃…

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